お塩先生の書くピルグリムイェーガーの時代

「最高のラテン文学はカエサル。当然、俺自身も超えられない」
「『何故俺はローマなのか?』それは俺がローマだったからさ」
「ローマ人(の物語)を書いている時の俺はここではないどこかにいる」
「俺の著書にローマを感じない奴は二度とローマ帝国の本質に触れられない」
「若く可愛いアウグストゥスの悶えには神が宿っている気がする」
「クワエストルからデビューして軍務を並行してやってる奴がいるけど、両方とも中途半端で自滅。カエサルは、両方をコンスタントにやる唯一の存在」
「今でも姉とはギリシャ語でしか喋らない」

先生違い

ローマ亡き後の地中海世界(上) の続きね。

1000年くらいの間イスラム世界にフルボッコ状態だった地中海・キリスト教世界けど、
ローマ法王レオ十世や
アンドレア・ドーリア やらがでてきて、反撃の機運が
でてくるところ。

昔やってたヤングキングOURSでピルグリム・イェーガー
はまさにこの時代のお話で、
やたら信仰・異端でないことに拘る人たちがおおいのはこんな大変な時代を反映させているのかなあと。

 たしかに海賊がやってきては村を荒らされ、家族を奪われることが常態化していては国力もあがらない。
ヴェネツィアのように自分たち以外のことには関わらない生き方を選択しないとやってけないのも
頷ける。信仰がすべてといいたくなるような悲惨さ

 安全を国家が保証していたローマ帝国時代がまじすげーーーと思える。
てかイスラムに勝てないからキリスト教内で争ってるだけのように見える

作中、すでに著者(われらが塩婆大先生!)にとってはすでに書いているから仕方ことなのか
お歳を召したのかわからないけど、
『○○については<過去の著書>を読んでいただくしかない』といった文言が多くて
これは何かのフラグか?とおもわせる。



JUGEMテーマ:読書



コメント

このブログの人気の投稿

4.3.0 Temporary Lookup Failureでドツボってた話

tomcat起動時の環境変数でJRE_HOMEを指定するときに