ユーレイさんのGoogleアカウント

ホラー作品とかで、ユーレイとか死んだはずの人物からメールやらPC等の電子機器の画面に呪いのメッセージが
表示されるってシチュエーションがたまにあるじゃないですか。

あれってちょっと考えたら恐怖を誘うというより笑い話になりませんか。


ケース別にちょっと想像してみる
メールが送られてくる
プロバイダーとか3G回線はどこで契約されたのでしょうか。
誰かの回線を盗用したとして、メール送るには、どこかの
サーバーからSMTPで送らなければならないはず。
霊にはどこかの回線またはサーバーの電気信号に
異常を発生させる力があるとして、直接SMTPのパケットの信号を
作成して投げるなんてことができるのでしょうか。
手順としては Unix/Linuxのmailコマンドを打つことが一番
シンプルそうです。SMTP知らないですってユーレイさんでも
Webメールを使えばメールを送ることはできそうです。
Webメール業者のコンプラ的にどうなのかしりませんが。
スパム業者の中にはそういう方面の方と付き合いがあるのかもしれません。
PCあるいはスマホ画面に繰り返しメッセージがっ!
PC(Windows想定)で画面に任意の文字を表示させるにはせめてVBSが必要そうです。
いきなり画面にウインドウやらフォントガン無視のメッセージを作るにはWindowsOSで
提供されるライブラリを知らなければならないはず。
世の中ウイルス作者さんとか居るわけですからそういう人たちが御用達の
ツール探して使うというのもアリだとおもうのですが、最終目標である
ターゲットを怖がるためには、ウイルスメール送るかログオンやら
しなければならないわけで、かなりハッカー知識が必要と思われます。
執念ならありだとおもいますが、上記のようなことは生きてても死んでても
通らなければならない道なので霊が勝手にやるなんてのはありえんです。
スマホならiOSかAndroidの知識が必要ですよ。
昔死んだ霊がそんなこと知ってると思えないです。
べつに霊的なものを信じないとかじゃないですよ。
死後の世界の有無について明確な結論ももってるわけではないですし、
宗教でよくある奇跡のようなことが起きるわけがないとも思っていないのですが、
やっぱり可笑しい。
何が可笑しいかというと、たとえば、霊的な存在が 本に文字を書くとします。
そのこと自体はいいんです。本は紙でできていて紙は木から作られて木という自然の物は
人間が生み出したものではないので、未知の存在が勝手に手を加える余地はあると
いえます。
でも、そこに書く文字の所属する言葉は、人間がつくったもので、たとえば日本語でかかれてたら
キリストさんやシッダールダさんが残したものじゃないことは確実。
電子機器でそれも同じで、それらが動く仕組みは結局は言葉(論理)の集まりなので
ちょっと魔法的なことで信号をいじったくらいじゃノイズ扱いでエラー訂正されて
無視される。何かしたいならその機器の手順に沿って命令をしなければならない。
そのリソースに触れるにはそれなりの言葉(コマンドとかコンピュータでつかわれる言語、
ログイン情報)が必要で、そこを無視して何か作用させるなんて機械への物理的な影響くらいしか
ない。
死んだらアカシックレコード的なものに全員が触れて全能さえ身につけられるってことなら
そういう事もあるかもしれないですが。それ言う人って多分社会的にお付き合いできない
人ですね。。。これはフィクションへのマジレスなんで事情が違うけども。
死んで誰かに復讐したい人は早めにGoogleアカウントの作成をしておくことをお勧めします。
Android開発者登録もしといたほうがいいです。SMTPのパケット偽装とかやりたくなければ。

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