受けるソフトウェアパッケージ製品について

前回の続きの本題


全体的に「報告書」が書きやすい、アカウンタビリティを満たしている、
ってことなんだろうなあ。

|一次情報は日本語

いわゆる国産。国内ベンダによる国産製品。大日本万歳
英語なんて読んでられないっす。でもそんな

わがまま言ってOSとかどうするんだ。
|インストール作業がしやすい
サポートされるための詳細な要件が最新のものも含めて入手しやすい。
最小限のメモリ、OSサービス、カーネル機能、ライブラリバージョン
最近だと仮想化について等。
分散環境、特殊なネットワーク環境への対応指針の説明
インストール作業によって何が置かれるか詳細に明記
配置されるファイルすべてのリストと役割、静的動的の区別とか。
スケールさせるためのリソース情報が詳細に記載されている。
ある項目を増やすとメモリがどのくらい必要になる。とか
依存モジュールの競合は最低限に抑える。
|設計しやすい。設定がわかりやすい。
設定によって何が更新されるのか説明がされている。
コマンド実行による機能の停止が置きにくい(可能な限り停止は避ける)
 または影響範囲の説明がある
変更可能なすべての項目に最[大|小]値(長)、の説明がある
スケーリングについて、パフォーマンス・チューニングの指標が説明されている。
どの程度メモリを使用するどんなときにCPU負荷があがるとか。
|運用しやすい
エラーコードの一覧と発生時にとるべき作業の詳細な説明がある。
環境に依存する挙動が出来る限り少ない、または説明がされている。
|保守しやすい
パッチに変更点について説明がある。
修正ならば 発生条件、修正内容が盛り込まれている。
パッチ適用手順はもちろん、どのファイルが置き換わるかの情報もある。

一世代前のパッチとの差分の説明がされている。

上位互換、できれば下位互換も保つ。
機能追加と不具合修正は分けて扱われる
分けなくても良いが拡張は拡張としてデフォルトDisableのオプション
くらいにとどめる。
デフォルトにした場合その理由とか説明をつける。
|移行しやすい
バージョンアップ、バックアップ時、何を残して何を捨てればよいか
移行ツールがある場合には何を行っているかとか、
DBを持っている場合どうやってエクスポート・インポートするかとか。
出来るだけ長期サポートとはいわないけど、日本の資産管理の事情
に沿ったサポート期間が望ましい。

��サポートしやすい

デバッグ用オプションあるいはデバッグモジュールがあり、切り替え可能
メモリイメージをわかりやすい形でダンプできる機能を持っている
トラブルシュートに必要な最低限の情報を一括して取得する機能がある。


感想
たぶん先進的な機能が追加されるとか、リモートで××できる、
自動で○○できる、とかどうでもよくて
・納期に間に合うように導入できる
・長期安定稼働する
・障害発生時の説明がきっちりできる
・自・他製品どこへでも乗り換えが容易
というのがキモなんだろう。
その前に明文化されてなくてもこんぴうたの常識を大企業・役所が
理解すればもっと甘くて融通がきくとは思うのだが。
どんどん新しくて良いモノを出していきたい開発者にとっては萎える
要件だろうなあ。だから日本発で元気の良い製品って出てこないん
じゃないのかしら。


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